阿賀野市の住宅リフォーム支援事業:外壁塗装は補助金の対象となるか?
https://www.city.agano.niigata.jp/soshiki/kensetsuka/ijuokangaenokatahe/2/11333.html
阿賀野市では、市民の生活環境の向上と地域経済の活性化を目的として、住宅リフォーム支援事業を実施しています。この制度を利用することで、住宅の修繕や改修にかかる費用の一部を補助金として受け取ることが可能です。
https://www.city.agano.niigata.jp/material/files/group/19/R6jutakuriformpdf.pdf
外壁塗装は補助金の対象となるか?
結論から言うと、外壁の塗り替えや張り替えは補助金の対象となります。具体的には、以下のような工事が補助対象として挙げられています。
- 住宅の修繕、補修、改修、一部改築および増築のための工事
- 壁紙の張り替え、屋根、外壁の塗り替え等住宅の模様替えのための工事
これらの工事は、住宅の機能性や美観を向上させるために行われるものであり、補助金の対象となります。
補助金の額と条件
補助金の額は、補助対象工事に要する経費の20%に相当する額で、上限は15万円です。ただし、多世代世帯(親と子と孫で同居する世帯)の場合は、さらに上限10万円が加算されます。工事費が20万円未満の場合は補助の対象となりません。
以下に、補助金額の計算例を示します。
住宅リフォーム補助金制度
項目 | 内容 |
---|---|
補助額の基本ルール | 補助対象工事費の 20% |
補助額の上限 | 15万円 |
多世代世帯の加算 | 追加で補助対象工事費の 20% |
多世代世帯の加算上限 | 10万円 |
対象外工事費 | 20万円未満の工事 |
過去に補助を受けた場合 (10年未満) | 既リフォーム補助交付済み額との差額が補助上限 |
過去に補助を受けた場合 (10年以上経過) | 通常の補助上限適用(15万円 + 多世代世帯加算10万円) |
下水道接続補助を受ける場合 | 15万円との差額が補助上限(要相談) |
【補助額の例】
1. 過去に補助を受けたことがない、または10年経過した場合
項目 | 一般対象者 | 多世代世帯 |
---|---|---|
対象工事費 | 70万円 | 70万円 |
基本補助額 | 70万円 × 20% = 14万円 | 70万円 × 20% = 14万円 |
加算額 | なし | 70万円 × 20% = 14万円(上限10万円) |
補助総額 | 14万円 | 24万円 |
自己負担額 | 56万円 | 46万円 |
2. 過去に補助を受け、10年未満の場合(一般対象者)
項目 | 内容 |
---|---|
対象工事費 | 70万円 |
基本補助額 | 上限15万円 – 既リフォーム補助交付済み額 |
補助総額 | 既リフォーム補助額による |
自己負担額 | 70万円 – 補助額 |
3. 過去に補助を受け、10年未満の場合(多世代世帯)
項目 | 内容 |
---|---|
対象工事費 | 70万円 |
基本補助額 | 上限15万円 – 既リフォーム補助交付済み額 |
加算額 | 上限10万円 – 既リフォーム補助交付済み額 |
補助総額 | 既リフォーム補助額による |
自己負担額 | 70万円 – 補助額 |
【補助のポイントまとめ】
- 基本の補助額は工事費の20%で、上限15万円
- 多世代世帯はさらに工事費の20%が加算(上限10万円)
- 過去に補助を受けている場合、差額が補助上限となる
- 下水道接続補助との併用は要相談
- 工事費が20万円未満の場合は補助対象外
補助対象者の条件
補助金を受け取るためには、以下の条件を満たす必要があります。
- 阿賀野市に居住し、住民登録を有し、市税等を滞納していないこと。
- 過去に本事業を利用したが、補助金交付額が上限に満たない方、または10年以上経過した方。
- 空き家リフォーム支援事業で補助金の交付を受けていないこと。
- 下水道早期接続支援事業補助金を受けた方で、本事業の補助金交付額が上限に満たない方。
補助対象となる住宅
- 補助対象者が市内に所有し、自ら居住している既存の住宅(共同住宅、賃貸住宅は除く)。
- 住宅用火災警報器が設置されていること、または本リフォーム工事で新たに設置すること。
- 下水道供用開始区域内の住宅については、既に下水道へ接続している、または改修工事で接続すること。
申請手続きの流れ
- 事前相談:必要に応じて、建設課都市計画建築係に相談します。
- 交付申請:必要書類を揃えて申請します。
- 交付決定:市による審査の後、交付が決定されます。
- リフォーム工事の実施:交付決定後に工事を開始します。
- 実績報告の提出:工事完了後、実績報告を提出します。
- 補助金の交付:報告内容が確認され次第、補助金が交付されます。
FAQ
Q1. 補助金の申請は工事着手前に行う必要がありますか?
はい。交付決定前に着手した工事は補助対象外となります。
Q2. 多世代世帯の定義は何ですか?
親と子と孫で同居する世帯を指します。
Q3. 補助金の申請に必要な書類は何ですか?
補助金交付申請書、事業計画書、固定資産課税明細書の写し、工事見積書、リフォームする住宅の写真などが必要です。
Q4. 補助金の交付までどのくらいの期間がかかりますか?
申請からおおむね2週間程度かかります。
まとめ
阿賀野市の住宅リフォーム支援事業は、外壁塗装を含む住宅の修繕や改修に対して補助金を提供しています。補助金を受け取るためには、所定の条件を満たし、適切な手続きを行う必要があります。詳細は阿賀野市の公式ウェブサイトをご確認ください。