浜松市 2024年度省エネ・蓄エネ型住宅推進事業費補助金


1. 制度の目的と背景

  • 浜松市は、カーボンニュートラルや脱炭素化を推進するため、住宅におけるエネルギー効率の向上を目指しています。この補助金制度は、創エネルギー(発電)、省エネルギー、蓄エネルギーの技術を活用した次世代住宅の普及を支援するものです。
  • 市内の家庭でエネルギーの効率的な利用を推進し、「エネルギー・スマートシティ」構築を目指しています。

2. 補助金の対象システムと金額

浜松市が支援する主なエネルギーシステムと補助金の金額は以下の通りです:

  • 家庭用蓄電池: 80,000円
  • V2H(ヴィークル・トゥ・ホーム)充放電設備: 80,000円
  • 家庭用燃料電池コージェネレーションシステム(エネファーム): 50,000円
  • 太陽熱利用システム: 20,000円
  • 太陽光発電システム: 20,000円(家庭用蓄電池またはV2Hと同時設置の場合のみ)

これらのシステムは、再生可能エネルギーの利用やエネルギー効率の向上を目指す家庭向けのもので、環境への負荷を減らしつつ、家庭のエネルギー自立を促進する役割を果たします。

3. 申請要件と条件

補助金を申請するための主な要件は以下の通りです:

  • 浜松市内に居住していること
  • 補助対象システムを新たに購入し、設置した戸建住宅に居住していること(賃貸住宅は対象外)
  • 設置工事や工事代金の支払いが、令和6年(2024年)4月1日から令和7年(2025年)3月15日までに完了していること
  • 市税を完納していること
  • 過去に同様の補助金を受けていないこと
  • 暴力団関係者等との関係がないこと

特に重要なのは、申請期間が令和6年5月15日から令和7年3月17日までとされており、申請は先着順となるため、早期に手続きを行うことが推奨されます。

4. 申請手続きの流れ

補助金の申請方法は以下の2通りです:

  • 窓口に直接持参: 事前に必要書類を準備し、浜松市の担当窓口に直接持参して申請する。
  • メールで事前確認後の提出: まず、メール(ene@city.hamamatsu.shizuoka.jp)で事前確認を行い、その後、窓口への持参または郵送で申請書を提出する。

注意点: 事前確認を行わずに郵送で申請することはできません。また、予算には限りがあるため、早期に受付が終了する可能性があります。

5. 補助金申請時の注意事項

  • 補助金は先着順での対応となるため、早めの準備が重要です。
  • 提出書類は「補助金申請の手引き」に基づいて正確に揃える必要があります。
  • 書類の不備がある場合、手続きが遅れる可能性があるため、事前に詳細を確認しておくことが推奨されます。

6. 浜松市の取り組みと今後の展望

浜松市は、エネルギー効率を高める住宅の普及を通じて、地域全体のカーボンニュートラル化を加速させる計画です。市民が積極的に補助金を活用することで、エネルギー自給率の向上やCO2排出量の削減を目指し、持続可能な地域社会の実現を目指しています。また、今後も市民のニーズに応じた新しい支援制度が検討される可能性があります。


よくある質問(FAQ)

Q1: 申請期間を過ぎた場合、補助金は受けられますか?
A: 申請期間内での手続きが必要です。期間を過ぎた場合、補助金を受けることはできません。

Q2: 賃貸住宅でも補助金の対象になりますか?
A: 賃貸住宅は対象外です。所有する戸建て住宅に限り補助金の対象となります。

Q3: 複数の補助対象システムを同時に設置した場合、補助金は増えますか?
A: 対象システムの種類によっては、補助金を併用することが可能です。ただし、個別の申請要件や金額が異なるため、詳細は申請前に確認することをお勧めします。

Q4: 太陽光発電システムのみを設置する場合、補助金は受けられますか?
A: 太陽光発電システムのみでは補助金の対象になりません。家庭用蓄電池またはV2Hと同時に設置した場合にのみ、補助金が適用されます。

Q5: 過去に同種の補助金を受けた場合でも、再度申請は可能ですか?
A: 過去に同種の補助金を受けた場合、再申請はできません。同じ住宅やシステムでの重複申請は認められていません。

Q6: 事前確認のメールの返信はどのくらいで来ますか?
A: 事前確認のメールに対する返信は通常数日以内に行われますが、申請が集中する時期には遅れる場合があります。

Q7: 補助金が予算に達した場合、どうなりますか?
A: 予算に達した場合、受付は終了します。そのため、早めに申請することが推奨されます。


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